建物劣化診断サービス
マンションは竣工した瞬間から劣化へと進みます。そして劣化が進むと建物としての機能を失い、健全な状態で住民が生活を維持することが難しくなります。しかし、何かあった時に対症療法的にマンションを維持するだけでは、長期的に考えた建物維持は困難です。
そこで、長期修繕計画及び大規模修繕工事をにらんだ、マンションの現状に対する「建物診断」が必要になるのです。
しかし、長期修繕計画書に計上された工事費用はかなり高めで積算されています。 管理会社任せで建設会社に見積りをさせると、不必要にグレードの高い仕様で計算されていたり、補修で済む屋根工事を最高グレードの工法を提案されたりします。
修繕積立金がいくらあるかを前提に見積もりする業者すらいます。
的確な劣化診断を行い、本当に必要な工事は何なのかを管理組合様の立場になって考えることが重要なのです!
調査の内容
目視や指触、打検によりマンション全体の詳細な検査を行います。
検査日数 4日間程度を要します。(総戸数50戸の場合)
総戸数、建物形状により異なりますので別途ご提案させていただきます。
屋上、外壁、廊下、階段、エントランス、駐車場、駐輪場等
■ 躯体関係
① コンクリート白亜化の発生状況
② 鉄筋爆裂の発生状況
③ 防水状況、雨水進入の有無
■ 塗装・タイル関係
① 錆・割れ・剥がれの発生状況
② 光沢度の低下、白亜化の発生状況
③ 外壁タイル打診調査(足場をかけずに確認できる範囲)
④ 塗膜の付着力、タイル付着力試験
※築年数、劣化状況により、以下のような専用の測定機器を用いて行う調査診断(部分的破壊検査を伴う)が必要な場合もあります。
例)サンプル採取の為のコンクリート壁の穴開け等
<オプション調査(別途料金)>
■ 躯体関係
① コンクリート圧縮強度(小径コア抜き)
② コンクリート中性化深度(小径コア抜き)
③ コンクリート含有塩分率(小径コア抜き)
■ 外壁関係
① サーモグラフィーカメラによる外壁状況調査(浮き・雨水浸入の可能性)
■ 配管類
① 肉厚測定(残存寿命推定)
② 閉塞率測定
③ 加圧測定
■ 機器類
① 作動試験
② 分解試験
以上の調査結果、全戸からのアンケート調査結果(管理組合様にて実施していただきます)、居住者・管理組合様との意見交換を踏まえ、業務報告書として「検査報告書」を作成致します。
<オプションメニュー>は別途お見積りとなります。
築10年~12年で行われる第1回目の大規模修繕では、<オプションメニュー>の機器による測定や配管・機械類の詳細調査は通常は行わず、劣化状況が激しいときのみ行います。 築20年以上の大規模修繕の場合には<オプションメニュー>の調査が必要となります。
<検査報告書の内容>
① 現在の建物の仕様
② 劣化状況報告
③ 総合所見
④ 問題箇所の原因と対策
⑤ 修繕時期の提案
このサービスは、マンションの大規模修繕工事に精通した一級建築士が調査・建物劣化診断を行い、適切で良好な大規模修繕が行われるようにアドバイスなどを行うサービスです。
マンション建物劣化診断サービス
マンション共用部分の詳細な建物診断を行い、建物の現状と修繕すべき箇所について報告書を作成いたします。
調査料金は個別でお見積いたします。(お見積無料)
※総戸数および建物形状によって料金は異なります。
※お問い合わせフォームから「見積り依頼」を選択してください。
◎当社のサービスをご利用いただく方の個人情報・ご相談内容は第三者に
提供しない事をご誓約いたします。
建物劣化診断サービスまでの流れ
② お問い合わせフォームにてご確認いただいたお客様には、メール
(ご希望によりお電話にて)ご連絡いたします。
PDF等のデータをメール添付でお送りいただいても結構です。
1.最寄り駅から現地までの案内図
2.各階平面図
3.物件概要もしくは建築概要
(お見積の前に現地確認させていただく場合もございます)
建物劣化診断調査を開始いたします。
<検査報告書の内容>
① 現在の建物の仕様
② 劣化状況報告
③ 総合所見
④ 問題箇所の原因と対策
⑤ 修繕時期の提案