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マンション劣化事例集 ②外壁編

屋上に同じく、風雨にさらされ、直射日光を受ける外壁は劣化事象の出やすい箇所になります。

コンクリートを保護する役割もある塗装やタイルも劣化を放置しているとコンクリートに雨水が浸入し、アルカリ性から酸性へと近づき、コンクリートの強度を著しく低下させてしまいます。

内部の鉄筋にまで雨水が到達すると、鉄筋は錆びて膨張し、コンクリートを破壊してしまう、いわゆる鉄筋爆裂現象が起こってしまいます。

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天井にひび割れが生じ、上階から漏水が発生しています。ひび割れ周囲の塗装は、漏水の影響で剥がれが生じています。
コンクリート中性化試験。中性化を計測する為、試験規定に則り、コンクリートのコア抜きを行っています。
  コア抜きをしたコンクリート片にフェノールフタレイン溶液を拭きつけ、中性化を計測します。
コンクリート中性化試験。フェノールフタレイン溶液を拭きつけ、色の変化が見られない箇所が、コンクリートの中性化が進行している範囲で
す。その深さを計測します。
コンクリートの中性化の深さを測定
塗装塗膜付着力試験。測定器で付着力を計測します。
破断面を確認し、下地の状況や脆弱な層を目視で確認します。
タイル付着力試験。規定値以上の付着力があるか確認します。
タイル目地部にひび割れが生じています。ひび割れが起きる原因は様々ある為、タイルを剥がして原因を確認します。
シール材の軟化。施工時のシール材攪拌不足、材料不良により、シールが軟化してしまうことがあります。軟化箇所は、十分な撤去と、シール
打ち込み前のプライマー塗布を適切に行う必要があります。
  シール材のブリードによる表層塗膜汚損。シール材の成分が溶け出し、塗膜表層に滲み出すことで汚損を引き起こすことがあります。ブリード
を起こしにくい材料を選定することが重要です。
適切に目地が設けられていない為、躯体にひび割れが発生しています。
外壁にひび割れが発生しています。
階段芯壁のコンクリート打ち継ぎ部に目地が設けられていない為、ひび割れが発生しています。
手摺支柱内に浸入した雨水が手摺躯体内に溜まり、躯体内部の金物が発錆。発錆した金物が膨張することで、躯体にひび割れが生じています。
階段天井に鉄筋が露出しています。鉄筋とコンクリート表層間には適切な距離を設ける必要があります。このコンクリート被り厚不足により
鉄筋が発錆します。
誘発目地の上にモルタルが塗られている為、モルタルの浮きが発生しています。
ひび割れ誘発目地が適切に作られていない為、ひび割れが生じています。

① 屋上の劣化事例集を見る >>

③ 鉄部・手すりの劣化事例集を見る >>

④ 配管の劣化事例集を見る >>


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